このページを印刷する

総合教育科目

(1)総合教育科目とは
みなさんに総合教育科目で培っていただきたいことは、良識ある社会人として生きるために必要な基礎的教養とさまざまな知識を互いに関係づけることができる能力です。インターネットが普及した今日の社会において、何かについて知っていることは以前ほどの価値をもちません。携帯型端末を使って検索すれば必要な情報をいつでもどこでも入手できる環境が世界のあちこちで急速に整備されつつあるからです。
これからの世の中で求められるのは知識を断片的に蓄積することではなく、いろいろな知識を1つの体系へと構造化する能力です。そのための軸となる思考方法を養うことができるのが総合教育科目です。そのために人文・社会・自然といった領域に属する学問をバランスよく取り揃えています。

(2)3つのカテゴリー
知識をたんに寄せ集めるのではなく、それらを整理し関連づけるための思考方法を身につけるために、総合教育科目には3つのカテゴリーを用意しました。
1つ目は「自律的な市民として必要な表現能力や考え方を学ぶ」ための科目群です。具体的には、言葉を使った自己表現に必要となる文章力や論文作法、外国語を用いたコミュニケーション能力、体と心を調整する方法、論理的思考方法、社会生活の土台となる日本の憲法などについて学びます。例えば、これまであまり文章を書いた経験がない方はぜひ「ことばと表現」を履修してください。さらに、ものごとを観察するための方法や見たものを表現する能力を、デッサンをとおして身につけるための科目があります。
2つ目は「さまざまな学問分野の概要を学ぶ」科目群です。ここに含まれる科目では各学問分野のあらましやそれらが直面している今日的な課題を学ぶことが目的となります。政治・経済・歴史・心理などの社会科学に属する学問、あるいは哲学・宗教といった人文学に含まれる学問、生態学のような自然科学に属する学問を用意しています。また伝統芸能が醸成してきた多様な技について理解し考察するための能力を身につける科目もあります。
3つ目のカテゴリーは「人が暮らす場所のあり方を学ぶ」ための科目群です。さまざまな地域の歴史と地理的・文化的な特徴を知ることによって、各地の風土に応じて形成されてきたそれぞれの芸術環境について学び、自然と人間とのかかわりあいを地域という単位から分析する方法を身につけます。3つのカテゴリーとそれぞれに含まれる各科目の関係についてはカリキュラムマップで確認できます。

(3)学習の進め方
各科目には関連性や共通項があります。カリキュラムマップには、それらが図示されています。シラバスに書かれている「科目概要と到達目標」もしっかりと読んで、何をどのような順序で学び、どんな能力を身につけるのか、明確に自覚した上で学習計画を立てることが大切です。そして定期的に学習歴を振り返り、反省と復習を繰り返すことによって、学びを自己管理しましょう。
総合教育科目は専門教育科目の学びと決して無関係ではありません。総合教育科目はさまざまな知識を体系化するための座標軸、あるいは専門教育科目の知識を他分野の学問と関係づけ、それを俯瞰するための視点を育んでくれます。特定分野について深く学ぶ各コースの学びの中では、しばしば自分の立ち位置を確認するために、こうした視点が必要になります。ぜひ、みなさん積極的に学んでください。

 

総合教育科目一覧

総合カリキュラムマップ

このページの先頭へ戻る