カリキュラム構成(文芸)

文芸コースのカリキュラムは大きく「総合教育科目」「学部共通専門教育科目」「学科専門教育科目」「コース専門教育科目」の4つのグループから構成されます。

■総合教育科目
文化をより広い観点で愛することのできる知性と見識を磨くための科目群です。確かな教養は、人生をより楽しく、より豊かなものへと変化させる力を持ちます。総合教育科目に存在するたくさんの科目たちは、「自分にとって必要な学び」ではなく、「自分が今まで知らなかった学び」と出会う場であると位置づけてください。どの科目も、必ずみなさんにとって新鮮な感動と、豊富な発見をもたらしてくれるでしょう。ここでの積み重ねが、後々の専門教育科目などにおける、みなさん個々人の表現の幅を、広く、かつ深く成長させてくれるはずです。1年次入学の方はもちろん、3年次編入学の方も、挑戦の心を抱きながら、どんどん積極的に履修するようにしてください。

 

■学部共通専門教育科目
芸術とは何か、芸術の価値はどこにあるのか……文芸もまた、芸術のひとつである以上、さまざまにある芸術の歴史を基礎から学ぶ意義は、決して浅くないものがあります。絵画や彫刻に興味がない、などと言ってはいけません。どんな芸術にも、そこには言葉が介在します。言葉を置き去りにして表現は成立するわけがないのです。そして、それらの言葉は一朝一夕で編まれたものではありません。長い年月による、多くの人々の観察と思考の結果として生まれたものなのです。学部共通専門教育科目では、そうした言葉の深い意義と強い価値を、幅広い領域から体感することができます。芸術としての文芸のあり方を考え続けるためにも、さまざまな科目を積極的に履修するようにしましょう。

 

■学科専門教育科目
文芸コースは芸術学科に位置づけられています。芸術学科の他のコースには、芸術学コース、歴史遺産コース、和の伝統文化コース、アートライティングコースがあります。それらのコースとの共通する科目が、学科専門教育科目です。当然、文芸コースに在籍する学生も受講することが可能です。どの科目も魅力的な内容であり、思考の質や量を飛躍的に高めてくれることを約束する科目群です。同じ学科内であるからこそ、そこには表現領域として近しい視点やアイデアをもたらしてくれる可能性があります。必修科目ではないとしても、履修するメリットはかなり大きなものがあるはずです。

 

■コース専門教育科目
文芸コースに特化した専門教育科目群です。「文芸特講1〜6」では講義を主体とした内容を、「文芸演習1〜5」では実践的な演習を目的とした内容を、それぞれ設定した科目が存在します。特講科目で思考力を培い、演習科目で技術力を磨く、という意識で履修してください。そして最終的には「卒業制作」において、自分の表現をしっかりと作品として完成させましょう。

 

■その他
一般公開講座である「藝術学舎」における講座には、履修することで本学通信教育部の単位として認められるものがいくつか存在します。対面での講座も多いので、遠隔での講義だけでは物足りない方は、ぜひ積極的に受講してみてください。
※藝術学舎取得単位の単位認定については、airU学習ガイド > 2教育課程> 9単位認定 > 3藝術学舎取得単位の認定 を参照してください。

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