カリキュラム構成(AW)

アートライティングコースのカリキュラムは大きく「総合教育科目」「学部共通専門教育科目」「学科専門教育科目」「コース専門教育科目」の4つのグループから構成されます。

■総合教育科目
総合教育科目では、教養ある市民にとって必要な能力と知見を育てます。これは大きく3つの科目群に分けられます。まず、「論述基礎」「情報」「数と世界」「音楽」といった科目群。ものを見る力を養う「入門デッサン1〜5」もお勧めです。これらは社会のなかで自律的に生きるための基礎となる表現能力やものの考え方を身につける科目です。つぎに、「地域環境論」「生態学」以下、さまざまな学問領域の概要と基本的な問題を知るための科目群があります。最後に「京都を学ぶ」「地域を探る」といった、人間の住む場所や地域のありかたを考える科目群があります。以上の3群は、専門教育科目の前提となるものでもありますので、1年次入学生はなるべく優先的に履修してください。もちろん3年次編入学生も、各自の関心に応じて適宜選択してください。

■学部共通専門教育科目
芸術を学ぶ学生にとって専門的な学習の基礎となる科目群で、人類の芸術活動がこれまでどのようなありかたを示してきたのかを歴史的に学ぶとともに、芸術を先人たちがどのように捉え、また理論化してきたのかを学ぶ科目群です。アートライティングコースの学生はこの学部共通専門教育科目のうち、「美学概論」「芸術理論1.2」「知的財産権研究」は必修、「芸術史講義(日本)1〜4」「芸術史講義(アジア)1〜4」「芸術史講義(ヨーロッパ)1〜4」「芸術史講義(近現代)1〜4」は選択必修となっています。必修ではありませんが、各地でのを実地研修をレポートする「地域芸術実践1〜2」もお勧めです。

■学科専門教育科目
芸術学科の他のコース(芸術学コース、歴史遺産コースなど)と共通の科目で、アートライティングコースの学生はスクーリング科目も受講することができます。必修ではありませんが、「芸術学概論」「日本美術論」「西洋美術論」「美術史学概論」「京都の歴史」「伝統芸能と工芸」など、アートライティングコースの学生にとっても有益なさまざまな科目がありますので、時間的に余裕のあるかたは受講を検討してください。

■コース専門教育科目
講義科目として「アートライティング特講1〜6」、演習科目として「アートライティング演習1、2、4〜6」、「卒業制作準備」「卒業制作」があります。講義ではアートライティングを学ぶうえで必要な基礎的概念や方法について学びます。「特講1」ではアートライティングの概要と範囲、「特講2〜5」ではさまざまな方法論、「特講6」では発信のあり方を学びます。「演習1、2、4〜6」では課題に沿ってアートライティングの実践を行います。卒業科目では、自分の選んだテーマと方法論によるアートライティング作品とその概要を作成します。

■その他
遠隔で受講できる上記の科目群を補うオプション的な科目として、対面での授業機会も設けられています。
京都芸術大学と東北芸術工科大学の一般公開講座「藝術学舎」のいくつかの講座は、それに合格することで本学通信教育部の単位に振りかえられます。講座の性格によって、総合教育科目(「学芸基礎講義」「学芸基礎演習」)、学部共通専門教育科目(「学芸専門講義」「学芸専門演習」)として認定されます。※藝術学舎取得単位の単位認定については、airU学習ガイド > 2教育課程> 9単位認定 > 3藝術学舎取得単位の認定 を参照してください。

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